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ご訪問くださる皆様へ

胸の中にある想いが溢れ出し・・・

こぼれてゆく心を綴る為に、このブログを始めました

過去に遡って書き出した為

その時の「想い」「情景」が蘇り、胸が詰まって言葉にできないことが多く

なかなか進みません

niceやコメントもたくさん頂きありがとうございます

現在と過去を行き来しているため、お返事できなくてごめんなさい

つたない言葉で綴るため、お見苦しい所もあるかとは思いますが

暖かく見守っていただければ幸いです

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出逢いの時 ブログトップ

信じない [出逢いの時]

***  出逢いの時 Ⅹ ***

 

秋の夕暮れは早く

ゆっくりと流れるような時間も

あっと言う間の出来事

 

二人とも、堅苦しい雰囲気は苦手なので

夕食も簡単にすませ・・・

『 今日はありがとうございました 』

 と

お互いにただ・・・それだけ 言って

次に逢う約束も 「 これからよろしく! 」 もなく

彼は真反対の方向へ帰って行った

 

私は

彼の車が見えなくなるのを見届けて

自分の車に向かって歩き出した

 

 ただ、ほっとした

  変な人じゃなくてよかった・・・

 

『 もう二度と逢うことはないだろうな 』

 

私も・・・彼も・・・

『 運命の出逢い 』

『 見えない糸で結ばれてる 』

そんな出逢いが現実にあるなんて

まったく信じてなかった

 

夢を見て、信じてすべてをかけ

そして傷つき絶望の闇に・・・

こんな思いをするのなら、、、

もう夢なんて見ない

もう誰も信じない

 『 もう・・・誰にも心を許さない 』

 

私は人と深く関わることが怖くなっていた

だから

ホントの名前も住所も

最後まで明かさないままで・・・

もし彼が変な人ならば

電話番号やメールのアドレスは

変えてしまえばいい

そう思ったから

 

やっぱり・・・私はこんな風に

その場限りの生き方はできない

 

辛くても、、、現実を生きていかなくちゃ!

自分のするべきことをしていかなくちゃ!

どんなに望んだって・・・夢はいつか消えてしまう

こんな私は・・・夢を見ることも許されない

でも

ほんの少しだけ

時が戻ったようで嬉しかった

こんな風に

ドキドキする気持ちなんて忘れてた

 

帰りの車の中で

いろんな想いが、頭の中を駆け巡り

しばらくすると、強い睡魔に襲われ

「 そういえば昨日、寝てないんだっけ 」 

なんて、意識もうろうとなりながら

やっとたどり着いた途中の休憩所で

深い眠りに

 

・ ・ ・ ・ ・

そしてまた

何事もなかったかのように

いつも通りの日々がはじまる

 

「 もう誰も信じない、もう何も望まない 」 

 そう心の中で呟いていた私のもとに

彼からメールが届いた

 

 そこには、思いもよらない言葉が・・・

 

再会は

彼の意外な言葉ではじまった

 

希望と絶望

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シルエット [出逢いの時]

 ***  出逢いの時  Ⅸ ***

 

『覚悟を決めて出会った』

見ず知らずの人と会う・・・

以前ならば、絶対にありえないコト

 

私は、なぜココにいるのか・・・

 

 

 

仕事もプライベートも

スケジュール帳が真っ黒になるほど

忙しくも充実した毎日

 

澄みきった青空、どこまでも広がる緑の草原

向日葵が、眩しい太陽に照らされ咲き乱れるように

私のまわりを暖かく流れる時間

たくさんの笑顔に出会い、楽しい友人にかこまれ

時に、切磋琢磨しながら成長しあえる仲間と共に

・・・

なんの憂いもなくすごした日々

 

 

いつの頃からか・・・

心に暗い雲がたち込めていった

 

たぶん

『自分の背負うべきもの』に気づきだした頃から

誰にも本音を言えなくなってしまった頃から

 

 

そして

どうすることもできない

真っ暗な闇の中に 

 

 

ツライのは・・・

そんな弱い自分を誰にも見せられなかったコト

 明るく元気で強い『私』でいなければいけなかったコト

ホントの私に、誰も気づいてはくれないと思ったコト

 

「私は何のために・・・ココにいるの・・・?」

 

夢も希望も見失って

 投げやりな自暴自棄の暗闇の中を

ぐるぐる回ってる毎日

 

彼に逢ってみようと決めたのは

そんな時だった

 

本当は

『闇の中に飛び込む覚悟』をしたから

やさしい人でなくていい

トキメク出逢いでなくていい

 

私の人生はこんなものなんだ

もう・・・どうなってもいいんだ

 

「誰でもいい」と思ってたのは、私の方

 

だけど

人間の本質は、そう簡単には変わらない

自分は捨てきれない

 

『逢う』と彼に伝えた途端に

「ホントにいいの?人生を粗末にしちゃいけないよ!」

「もう一度よく考えたらどう?」

そんな臆病で石橋を叩く、自分が出てきた

 

 

人生は・・・

ホントに不思議なもの

 

どうにでもなれ!と逢った彼だったけれど

いつの間にか心の中に

やさしい光が差し込んでいた

そこに

自然に素直に、心が感じるままに

飾らず気負わず・・・そんな素の私がいた

 

そして、彼と出逢ってから

意識しなかった、、、忘れ去っていた、、、

そんな自分と、たくさん出会うことに

 

 彼もまた・・・ 

 

 

 

深い暗闇の中から、、、ゆっくりと

シルエットが浮かび上がる

 

やさしく包み込むような光に照らされて・・・

 

シルエット

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ねむれる光 [出逢いの時]

*** 出逢いの時 Ⅷ ***

 

今日、初めて出会った人

ためらいながらも、車に乗って

彼の住む街へ

 

何でだろう・・・なんて考えることも

はじめの張り詰めた緊張も薄れ

少しずつ伝わってくる、彼の中にあるもの

それがなんと言うものなのかわからない

ただ・・・私の心に 

声にならない『何か』が語りかける

 

 

。。。。。。。。。

現実にココにいた、この時の私は

冷静にそんなことを分析できるわけもなく

ただ、、、思い返せば

たしかに、この時

『何か』を感じ取っていたのだと思う

。。。。。。。。。

 

 

彼の住む街にある大きな公園

深い緑の木々、色鮮やかな花壇に囲まれた道を

やわらかな緑の香りに包まれながら

二人で、ゆっくりと歩いていく

 

半歩前を歩く彼は 

感覚を再現するかのように

ゆっくりと

優しい声でやわらかく語り始める

 

 

ココは僕の好きな公園なんだ

疲れきった徹夜の仕事明けとか

よく来るんだ

早朝の清々しい空気

静まり返った広い公園を

一人、、、ゆっくり歩いていると

とても落ち着くんだよね

・・・

たまにね

お掃除してるおじさんとかいるんだよ

思いがけず

「おはようございます!」

なんて声かけられた時

なんだか急に涙がこぼれてきたんだ

ヘンなんだけどね・・・

 

照れくさそうに・・・

でも、作り話でないことは

彼の表情や雰囲気で伝わる

・・・

こだわりなく、誰でもOK!って

そんな風な言葉を並べるけれど

本当は

とてもナイーブで、人恋しいけれど

誰にも心を許せない人なのかも

 

秋の夕暮れのような風が

彼の心の中を吹き抜けている・・・

そんな気がした

 

 

私の中にもある感覚

 

 

彼の話しを聞きながら・・・

一方で

私は、自分自身と会話していた

 

以前の私なら

こんな風に知らない人と会ったりしない

この時の私の心の中は

深く冷たい風が吹いていた

 

そう、彼と同じような・・・

 

 

彼と会話していると

少しずつ

風は穏やかになっていった

 

 

 

この時から・・・

お互いの心の中に

ハッキリと見えないけれど、確実に

心の奥底にある隠れていた光が

静かに輝きはじめていたのだと思う

 

 

なにげなく、深い理由もなく出逢った二人

 

そんな二人が、その光に気づくのは

まだ先のこと・・・

 

ねむれる光

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彼の素顔 [出逢いの時]

 *** 出逢いの時 Ⅶ ***

 

深い紅葉の森の中を、車は進んでゆく

 

しばらくして

やっと言葉が出るようになった

 

少しずつ、会話の中から見えてくる

初めの印象とは違う、日常の彼の姿

 

彼は飾らず素のままを語ってくれた

 

 

特定の人を作る気はない

今まで、たくさんの人とつきあっていると

自分のイメージと違うと

すぐにでも「ごめんなさい」と断る事もあると

お互いに感じるものがあればOK

普通にお茶したり、映画見に行ったりする

そんな女友達はたくさんいるよ

でも

「追わない、追われない」それがルールだと

自称、遊び人だから

干渉しない、束縛しない関係がベスト!

と笑いながら言う

 

確かに

女の人が寄ってきそうな雰囲気

とても魅力的な人・・・だけど

優しさと同時に、突き放すような冷たい雰囲気も

 

初めに感じた印象と違い、明るく笑う彼

 

アンバランスな

両極端な雰囲気を、彼の中に感じながらも

 初めに本音を言ってくれたので、少し気が楽になった

 

でも、まだ半信半疑

彼の仕事は一般的に言う、お堅い仕事らしい

・・・

言ってることがホントかどうかわからない

何よりも・・・・・なんで

女の人に不自由してなさそうな彼が

私とココにいるのだろう?

私はどう見ても普通の人

と言うより、、、真反対かも・・・

 

不思議に思い、聞いてみた

なぜ、私に会いたいと思ったんですか?

私の問いに一言

 

なんとなく

 

彼にとっては

たくさんある出会いの中の一つにすぎない

特別な意味はない出会い

誰でもいいんだ・・・

 ・・・

そう思ったら

ガチガチに緊張して

舞い上がってる自分が可笑しくなって

思わず吹き出しそうになる

 

いつの間にか緊張の糸がほぐれ

彼よりもおしゃべりになっている私がいた

 

 

車は彼の住む街へ・・・

 

ここから

彼の表面に見えない素顔を知ってゆく

深い闇ではない、また違う彼の心の中を

 

それは

心の中に光が差し込むような感覚

初めて感じる感覚だった

 

心の中の光

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静寂の泉 [出逢いの時]

 *** 出逢いの時 Ⅵ ***

 やさしい声に惹かれ

知らない人の車に・・・

自分でもその現実が信じられない

初めてあったばかりなのに

ゆっくり動きだした車の中で

彼は静かに語りかけた

緊張して震えていた私・・・

本来、明るくおしゃべりな私が

まともに会話することもできない

流れる景色も、秋の空の青さも

感じる余裕もないほどに

やさしく語りかける彼の声を聞いていると

やっと・・・いつもの私に戻ってきた

・・・

そしてゆっくりと

彼の中にあるものを感じはじめていた

。。。

ふわ~っと包み込む優しい風

と同時に

無関心に通り過ぎる冷たい風

。。。

やさしい声とうらはらな、、、

冷たい感情

それは、彼自身の中に向けられた

何か・・・

すべてを拒絶し心を閉ざしたような

・・・

運転する彼に気づかれないよう

そっと彼の瞳の中を覗き込んでみた

そこには、、、まるで

蒼く深く・・・静かに横たわる

静寂の闇が広がっているようだった

感情をなくして、自分を否定しているような

飛び立つことをやめた鳥が住む

輝きをなくした泉

私の中にもある泉

静寂の泉

この先、、、

悲しみの深い闇があるから

一層ひかりが輝きを増すということを

二人で感じあうことになるなんて

まったく気づかないまま

車は深まる秋の中を進んでいった

 


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運命の・・・ [出逢いの時]

*** 出逢いの時 Ⅴ ***

出会った瞬間に・・・この人だ!!と感じた

すぐに「あなた」だとわかった

ほかの誰も目に入らないほど大好き!

もう・・・

あなたがいなくちゃ生きてゆけない!!

 

。。。。。

 

『運命の出逢い』 

なんて表現すると

こんなドラマチックな急展開なシーンを

想像するのかもしれない

 

 

初めて逢った瞬間に感じた彼は

『怖くて、冷たい人・・・』

 

ずいぶん時が経って

 そうだと気づいた時の私は、、、

この時の自分と、まったく違う視線で

自分の道を歩いていた

 

この人だ!!

なんて急に目覚めたわけではなく

 

ゆっくり溶け合うように

やわらかい光が

二人をやさしく包み込むように

自然と・・・

 

この出逢いは

静かにはじまった

 

 

深い森の奥に

静かに流れる清流のように

少しずつ・・・ゆっくりと・・・

 

一粒・・・一粒・・・

雨の雫が落ち

岩の表面を濡らしてゆく

 

大地に滑り落ちた雫は

 やがて

一筋の流れをつくり出す

 

その流れは、いつか大河へとつながってゆく

 

静かに流れる水のように

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動き出した「時」 [出逢いの時]

*** 出逢いの時 Ⅳ ***

はじめて、知らない人の車に乗った 

ドキドキして、顔を上げられない

 

あらためて・・・初めましてだね

〇〇です。よろしく

 

彼はそう言って右手を差し出した

 挨拶代わりの握手をと・・・

 

私は、すぐ手を出せなかった

なぜなら、緊張して

手にいっぱい汗をかいてて、恥ずかしくて

 

さりげなく・・・

スカートの上で、手のひらを軽くすべらせ

 おそるおそる・・・彼の手を握った

 

彼の手は、大きくて・・・少し冷たかった

 

私は、、、とにかく緊張していて

まともに彼の顔を見ることもできないでいた

 

彼の声は

やさしくて、艶やかな響きをしていた

電話の声と同じ・・・

 

少しドライブしませんか

どこか、行きたい所あるかな?

 

・・・おまかせします

 小さな声で、一言だけ答えると

ゆっくりと静かに・・・車は動きだした

 

 

今は先の見えないレールの上を

 

まぶしく輝く太陽の光の中でも

真っ暗な雷雨の吹き荒れる中でも

まっすぐに進む、自分探しの旅に出るように・・・

 

自分探しの旅

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運命の扉 [出逢いの時]

*** 出逢いの時 Ⅲ *** 

偶然の電話から始まった不思議な出逢い

覚悟を決めてはじめて逢った日

私はこの日を一生忘れない 

。。。。。。

 

待ち合わせ場所は 

二人の住んでいる真ん中あたり

車は少し離れた場所に

 

車の中で・・・何度も胸に手を当てた

どうしよう・・・どうしよう・・・

 ドキドキしすぎて震えてた

 

待ち合わせの時間!!

覚悟を決めて、歩き出しました

 

お店の入り口・・・車も、顔も知らない

電話番号だけ

 

・・・♪~♪~♪   携帯が鳴った!!

 

「もしもし・・・」 震える声で携帯をとった

指示されるまま一台の車に近づいた

 

車の中から、彼は私を見て

ニコッと笑った

 助手席の窓を開け「どうぞ」と一言

 

ドアに手をかけた・・・

けれど開けられない

 

知らない人の車に乗ることが怖かった

走り出したら密室状態

ドコに連れて行かれるかも分からない

 

 ドアの前で 躊躇する私を

彼は何も言わず待っていた

 

大きく息を吸って・・・

震える手でドアを開けた

 

この人生で・・・出逢うべくして出逢った

運命の出逢いの扉を

 

この先に起こる

魂を揺さぶられるほどの出来事が

待っているなんて想像もしないで・・・

 

運命の扉

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死ぬ覚悟で・・・ [出逢いの時]

*** 出逢いの時 Ⅱ *** 
大げさかもしれませんが・・・

覚悟を決めて逢いに行きました


前日、親友に彼の携帯番号と名前を知らせ

「もし、帰ってこなかったら警察に届けて・・・」と



今なら、ばかばかしくて笑ってしまうけど

その時は本気で思ってました




だまされてお金を盗られるんじゃないか・・・


遊ばれて・・・殺されるんじゃないか・・・


・・・って





だって、まったく接点のない人

どんな人かもわからないのに・・・




不安で怖かった


でも・・・逢ってみたかった





この時の勇気は、きっと一生で一番の勇気





これが・・・

想像もつかない未来への道に繋がるなんて

欠片も思わなかった





「生きて帰れるだろうか」「悪い人だったらどうしよう」

そんな思いがグルグル渦巻くだけ





夜は・・・まったく寝れなくて


とうとう、その日がやって来ました


不安


タグ:覚悟 出逢い
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出逢いは偶然で・・・ [出逢いの時]

*** 出会いの時 Ⅰ ***

はじまりは、たった5分の奇跡


間違いの電話


会話したあなたの声は・・・

とてもやさしくて「声」に一目惚れした

「もう少し話しをしていたい・・・」  

けれど、ただの偶然


二度と交わることなどないと思った



なのに・・・それから何度か連絡があった

正直・・・怖かった


どこの誰かも分からない、どんな人かも分からない

たわいのない会話なら話せるけど

個人が特定されることは話せなかった


何度かのやりとりのあと

メールを送った


やっぱり知らない人とこれ以上続ける勇気はありません
ごめんなさい。誰かいい話し相手見つけてください
きっと良い人がみつかると思います、とても素敵な声だもの・・・


彼の返事は・・・



一度会いませんか?



彼の住まいは自分で話してくれたので私は知っていた

でも、私は告げていない

聞いたとき・・・少し離れてますね・・・それだけ


まったく知らない、なんの接点もない人と逢う

それまでの私なら、絶対にありえない事



でも・・・・


何か、惹かれた

心の中で何かが動き出した

その時の私は、そんなことも気づかなかった



ただ・・・どんな人だろうと・・・それだけ



そして覚悟を決めました

とまどい


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